いちばんちいさなうみ

本やマンガ、アイドル、ファッション、カフェ…。好きなものを書きます。

【読書】文芸オタクの私が教える バズる文章教室

 

前の記事では、作文の基本となる『東大作文』を紹介しました。

この記事では、文芸的な文章を楽しむ『バズる文章教室』を紹介します。

 

INDEX

 

 

『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』

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内容紹介

続々重版! 4刷2万6千部突破!

『バズる文章教室』は、〝文才〟と言われる「すぐれた文章感覚」を、できるだけ平易な言葉を使って解説する本です。
主にブログやSNSなどで日常的に、自分の考えや体験などを発信している人に役立つようにと考えて作りましたが、めったに文章を書かない人にも、これから文章を書いてみようと考えている人にも、あまり知られていない「読みたくなる文章のからくり」を楽しんでもらうことをめざしています。

Amazon商品説明)

 公式サイトも可愛くてわかりやすいので見てください。

なんと、試し読みもできます!

www.sanctuarybooks.jp

 

目的は文芸的な文章で楽しんでもらうこと

前までの記事で、

・基本中の基本である『文章力の基本』

ame-co.hatenablog.com

・作文の基本となる『東大作文』

ame-co.hatenablog.com

この2冊を紹介しました。どちらも文章を書く上で、基礎となる本です。

今回の『バズる文章教室』は、基本的なものではありません

むしろ、ビジネスシーンでは使わない表現もあります。

なぜなら、

今までの本の目的は「(基本的な)伝わる表現」

この本の目的は「(文芸的な)楽しむ表現」

目的が、違うんです。

「文章を楽しむ必要なんてない」と、思いますか?

もちろん、そんなことはないんですよ。

作者の三宅香帆さんは、この技術を使うことでブログが何度もバズった方なんです。

文章って、やっぱり大事なんだなぁ…。

「伝わる表現」を目的としていないからと言って、伝わらないわけじゃないですよ?もちろん!むしろ伝えるために、さらに印象深くしたり、共感して貰えるようになったり…奥が深いです、文章って。

読み手を引き込むプロの技が、この本に凝縮されています。

 

これ、やってみたかった!

公式サイトにもAmazonにも、目次が全部載ってたので、抜粋しますね。

CHAPTER1
バズるつかみ
良心的釣りモデル しいたけの誘引力
未解決疑問モデル 星野源の未熟力
質問一般化モデル 佐々木俊尚の身近力
嵐の前モデル 村田喜代子の展開力
時制変更モデル 森鴎外の寄添力
対にしてみるモデル 北原白秋の配合力
炎上回避モデル 山﨑ナオコーラの冒険力

CHAPTER2
バズる文体
5音9音ぶつ切りモデル 村上春樹の音感力
曖昧共感モデル かっぴーの弱気力
会話割り込みモデル 林真理子の強調力
名詞止めモデル 綿矢りさの簡潔力
過剰口語モデル 三浦しをんの台詞力
仮名8割モデル 向田邦子の柔和力
硬質筆致モデル 井上都の冷静力
接続詞省略モデル 恩田陸の快速力
壁ドンモデル 橋本治の豹変力
人柄調節モデル 上橋菜穂子の親身力v フィルターモデル 永麻里の代弁力
ゆっくり語りモデル 開高健の実直力
映像記録モデル 司馬遼太郎の撮影力
対照的造語モデル 三島由紀夫の対比力
主観バリバリモデル 谷崎潤一郎の気分力
ヨガ文モデル 紫原明子の息継力

CHAPTER3
バズる組み立て
妄想上昇モデル 秋元康の裏切力
結末省略モデル 江戸小噺の小粋力
同意先行モデル 高田明の視点力
倒叙ミステリーモデル さくらももこの配慮力
フォロー先行モデル こんまりの豪語力
主張進化モデル 齋藤孝の更新力
配役固定モデル 上野千鶴子の一貫力
譲歩逆説モデル 塩谷舞の先読力
感情一般化モデル 有川浩の共感力
長調短調モデル 藤崎彩織の旋律力
擬人化代弁モデル 武田砂鉄の錬金力
重ね合わせモデル 山極寿一の置換力
永世中立モデル 岸政彦の中立力
段階的説明モデル 瀧本哲史の要約力

CHAPTER4
バズる言葉選び
片仮名強調モデル 俵万智の合図力
共通言語投入モデル 松井玲奈の国民力
意味拡大モデル J・K・ローリング超訳
虚構現実往復モデル 阿川佐和子の声掛け力
過剰造語モデル 宮藤官九郎の激化力
一文はずしモデル よしもとばななの意味深力
二人称語りかけモデル 山田ズーニーの一対一力
余韻増幅モデル 岡本かの子の言い残し力
違和感モデル ナンシー関の警告力
白い肌雪の肌モデル ビジネス書の隠喩力
緊張と緩和モデル 又吉直樹のかぶせ力

(文芸オタクの私が教えるバズる文章教室目次より)

すごい、量でしょ?

いろんな人の文章の特徴を書いているばかりでなく、全ての項目で文章の抜粋、例文のビフォーアフターを載せているので、絶対誰でもわかりやすい!です。

そして、こーんなにもたくさんの人の特徴を載せているじゃないですか。

この目次を見て、作者の三宅さんが羨ましい!と思いました。

こういうこと、昔から、やってみたいなと思っていました。いろんな作家の文章の、特徴を、いろんな本を読んで、探してみたいなと思っていました。

きっと、私だけじゃないですよね。

でも、みんなできないんですよ。

時間があるなしの問題じゃないです。

やりたいと思って、それを行動に移せる人なんて、そうそういません。

それを、しかもこの量をやられてしまったら…もう、圧巻です

私にとっては、それを凝縮してくれた、辞典のような本です。

読んだことがない作家さんの文章も抜粋で読めるので、「これ全部読みたいな…」と思って買いに行った本もあります(*‘∀‘)

しかも、まさかの、しいたけさんから始まるんですよ。いきなり文豪からはじまるんじゃなくて、現代の、とっても身近な、占い師のしいたけさんから始まるんです。

掴まれました。心を。

 『文芸オタク』というだけあって、占いや歌詞までこんな見方をしちゃうんですね。

すごくおもしろい、楽しい本です。

 

前までの記事で、基本の本2冊を紹介しました。

私、基本がとにかくできてなくて!

「あ、どうしよう全然できない…私、全然この通りにできない…」ってガチガチになったのが2、3記事あったんです……。

ですが、この本を読んで「文章って、自由に書いてもいいんだな」と再確認して、「文章って楽しいな」と思うようになりました。

「楽しませる」文章を作るまでは、まだまだかかりそうですが……( ;∀;)

がんばっていきます\\\٩(๑`^´๑)۶////

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!